ここでは、それぞれの文型の用法や使い分け、共起する語、例文を載せています。
〜 いろいろな一覧 〜
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2版
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1〜25課 26〜50課
2017年4月、サイトをリニューアルしました。
新サイト:日本語教師のN1et ?新JLPT文型ページ ?授業のコツ
ブログページの新設など様々な面で改良しました。JLPTの文型の解説・例文は情報を見直し、さらに詳細なもの、例文も2倍以上に増やしたものを新サイトに載せています。
1.前件だけでなく、後件も前件と似た状態だと述べたり、前件に加えて後件も〜だと累加を表す
2.YはXよりも難しい/簡単なもの、大切なもの、など程度が大きいものを置く
3.比べるものには程度や価値に差があるもの
4.日常使いはしない
×あのカレー屋はカレー〜サラダもおいしい
5.マイナスの文になるため、後件は肯定の形もあるが、否定の形が多い。
×日本語学校は、ただ日本語を習うこと〜、習慣も知ることができる
6.後件に意志、働きかけは×
×冬休みは国へ帰ることはおろか、国の家族に会いたい(意志)
×図書館では食事はおろか、話をしないでください(働きかけ)
使.後件の文の主語に「さえ」を付けて強調する
参.はおろかN1
参.ばかりでなくN3
参.うえにN3
参.のみならずN2
参.どころかN2
参.ばかりかN2
参.にかぎらずN2
参.だけでなくN3
参.はもとよりN2
ある留学生からこのようなメールをいただきました。
"YはXよりも難しい/簡単なもの、大切なもの、など程度が大きいものを置く"
と書いてあります。AはおろかBだとして程度の大きさを表すとA>Bになります。
しかし、私が勉強している本では
" 「AはおろかB」 : 「Aを当然のこととして取り上げ、それよりも程度が上の場合の状態を強調する。"
と書いてあります。ここではA<Bになります。すると、まったく逆な説明となります。
お忙しいどころをお手数をおかけしますが、これについてもっと詳しい説明をもらえないでしょうか。
同じように疑問を持つ方がいらっしゃるかもしれないので、解答をこちらにも書いておきます。
おそらく、キム様の考える「程度が〜」というのが理解できていないのだと思います。
AよりBはと言う時、Bの方が難しい場合もあれば簡単な場合も、大きい、小さい、高い、低い場合もあります。ですから、
漢字はおろかひらがなさえ読めない
という文ではAの方が難しいです。そして、正しい文です。さらに、
日本人の田中さんは漢字はおろかローマ字さえ読めない
という文では『田中さんにとっては』Bの方が難しいです。
つまり、話し手や主語によって何が難しく、簡単で、高く、安いのかは変わり得るのです。というか程度という言葉とはそういうものなのです。人によるのです。
(来日1週間目、中国人の)張さんは、漢字はおろかひらがなさえ読めない
張さんにとって漢字とひらがなどちらの方が難しいでしょうか。当然ひらがなです。
そんな成績では進学〜、卒業すらできないよ
腰が痛くて、歩くこと〜、寝ることさえ難しい
【略称の意味】
〇:いい △:あまりよくない ×:悪い フ:ふつう形 V:動詞 A:い形容詞(形容詞) Na:な形容詞(形容動詞) N:名詞 X:文型直前に接続する語 Y:文型直後に接続する語 (前件と後件という意味ではない) 比.:比較対象文型 使.:よく使うもの 参.:参考として見ておくもの T:教師 S:学生 TS:教師から学生に ST:学生から教師に G:ジェスチャー P:場所 FC:フラッシュカード PC:絵カード LC:文字カード WB:ホワイトボード ◆:目標・これからやる事 ★:レアリア・プリント 1gV:1グループ動詞 L51:みん日では非提出