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 初級 ポイント

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2016/8/22更新 23課 ~とき ~と(条件文) どうしますか
2016/8/17更新 に沿って N2 ①目前用法 ②話題用法

 はじめて初級クラスを持つ先生へ

~目次~
日本語『は』未熟 →活用 →出席 →先生の立ち方 →作業 →学者口調  →板書
一番大変なのはまったく日本語の知識がない、ひらがなやその読み方から始める0初級の指導だと思います。0にしろ、10にしろ、初級は全て先生も嫌になるぐらいリピートです。

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なぜリピートがそんなに大事なのかというと、子どもの成長過程における言語習得と同じなんです!
子どもは作文が書けません。本も読めないのでよく親が読み聞かせしていますね。つまり子どもが言語を覚えるのには順番があって、それの一番初めに位置するのが耳です。
聞く(in)→話す(out)→読む(in)→書く(out)
の順番で4技能が育っていきます。リピートは上の4つの技能の内、3つを包括した練習方法だと考えられます。
以上リピートの重要性でした。

母国の大学などで勉強してきた学生は発音や耳はそれほど悪くはないのですが、勉強していない学生は授業が成り立たないレベルです。私達日本人、しかも日本語の先生ならなおさら1課の日本語なんて簡単なように思えて仕方がないのですが、機械練習などを済ませ、いざ友達に質問しよう!会話しよう!という段にな るとまったくです。とにかく口が回りません。

しいのは、彼らは大人ですが日本語は赤ちゃんです。そして日本語は赤ちゃんですが大人なんです。赤ちゃんと昨晩何を食べたかという簡単な会話ができないように、上述のような学生とはまともに会話ができません。
かといって、あまりにも簡単なアクティビティ(クラス活動)をやらせると、なめんなよ、という態度をとる学生がいたりします。皆が皆先生の言うとおりに動いてはくれません。
しかし、日本語は未熟で、あばあさんとおばさんの違いも聞き分けができない学生も非常に多いです。繰り返しになりますが、


この、
日本語は未熟だけど、相手は大人というのが非常に厄介です。これにどう対処するかは学生の出身、クラスの雰囲気、レベルによっても対応が変わってきます。

に活用についてですが、日本語は活用が面倒です。初級は文型を覚えるのももちろんなんですが、この活用を覚えることが中級へ上がれるかどうかに関わってきます。

また話が戻るのですが、リピートです。口が文を覚えていれば、わざわざ活用のルールを覚えなくても口から突いて出るようになります。後は代入練習と同じで、会話中でも必要なところだけを変えればいいので、非常に会話がスムーズに進みます。
リピートを何度もやらないと、後々学生の発音が変なままになってしまいます。またリピートは発音をよくするという大きな役割もあります。

私はて形を教える際、あの面倒なて形の活用ルールを教えはしますが、覚えなくていいと伝えます。会話で、活用のルールを頭の中で思い出して、発話するまでにいったいどれだけ聞き手は待たなければならないのか、だったらもう何度も言って覚えろ!と教えています。口が覚えれば自然とて形は口から飛び出します。

それから当たり前ですが、初級は学校のルール(飲食・携帯・ガムなどの禁止)はもちろん、日本でのルール、マナーも叩き込みます。最初が大切です。
同様に、「遅刻したら謝る(平然と入ってくる輩がいる)」「食事中クチャクチャとゲップは失礼」「駅前に自転車は止めない」・・・

習慣よりも強い、国全体でそうだったものをやめさせるわけですから、本当に骨が折れます。カンニングはする、ごはんは食べる、携帯には出る、むしろ教えることよりもそっちの方が大変かもしれません。

出席時のコンディションチェック
軽視してしまいそうですが、どんなに時間がないときでもこれをスキップしてはいけません。
「昨日は笑顔で返事、今日は眉間にしわ。疲れてるな。アルバイトかな。彼は確か昼のアルバイトだからアルバイトじゃない、ってことは昨晩はゲームかお酒かな」
などと考えながら出席をとります。常に学生の状態を心に留めておかないといけません。また、学生の状態を授業で利用してしまうこともできます。
例えば「~んですか」の導入で、「S1さん、今日は元気がないですね。昨日お酒をたくさん飲んだんですか」といった感じでうまく導入できます。

それから、学生の名前。「学生の名前、覚えきれるかな…」 教師になる前の心配事の一つだと思います。意外とイケます。学生は先生の名前覚えませんが、それは覚える必要がないから。先生は学生の名前を覚えないと授業が成立しないので、出席取りながら覚えます。

立ち方
忘れがちなことですが、WB前の立ち方です。学生に背中を見せてはいけません。私も先輩にたくさん注意されましたが、絶対に慣れます。学生の方を見ながら板書しましょう。

極力下を向かせるな
授業は基本的に前を向いて勉強させます。
下を向いて勉強できる『作業』は家でできます。家で前を向いて勉強する人はいません。学校では学校でしかできない勉強がたくさんあるので、学生には前を向かせ続ける事を常に念頭に入れて、授業運営しなければなりません。

学者口調になるな
多くのテレビの識者や学者、大学講師達の話し方ではいけません。難しい言葉で抑揚なく、無表情のまま、間をおかない、加えて体も微動だにしないでボソボソと話し続けると、頭に何も入って来ないどころか、眠くなります。

板書のやり方
日本語教師は板書する際、ルビを振らなければなりません。つまり、書く時間が二倍と大変手間取ってしまうのです。
これを解決するために教師は様々な工夫をします。例えばルビを入れ込み済みのLC(文字カード)をあらかじめ作っておく、などです。
さらに外国人相手の場合、流れるように書いてはいけません。変なトメ・ハネ、書き方は許されません。
①字形を気をつけながら ②配置を考えながら ③学生と話しながら ④ルビを振りながら ⑤次の段取りを考えながら
書く!のです。


参.叱り方と授業記録の書き方 - N2et
参.教案見ながら授業 - N2et
参.日本語学校留学生のカンニング対策 - N2et

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【略称の意味】
T=教師 S=学生 TS=教師から学生に ST=学生から教師に G=ジェスチャー P=場所 X=文型前の言葉 Y=文型後の言葉(前件と後件ではない) FC=フラッシュカード PC=絵カード LC=文字カード WB=ホワイトボード ◆=目標・これからやる事 ★=レアリア・プリント 1gV=1グループ動詞 L51=みん日では非提出 比.=比較対象文型 参.=参考として見ておくもの 教問=教科書問題 例文=教科書の例文 手引き=みんなの日本語の手引き  標問=みん日標準問題集 秘訣=日本語の教え方の秘訣[くわしい教案と教授法]1~13課 14~25課  26~37課  38~50課 
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