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1~25課 26~50課
2017年4月、サイトをリニューアルしました。
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・時計:掛け時計と腕時計を指す
【旧新版みん日の移動・削除の語】
他の課から移動(初版で新出): [お]土産(7課) 車(8課) CD(6課)
2版で新たに追加:えっ あ
この課から移動:自動車(→21課) どうも(→3課)
削除:カセットテープ テープ テープレコーダー ほんの気持ちです。
1.「あなた」の使い方に注意。相手の名前や身分(先生)がわかっている場合はそれを使う
2.L1同様、L2も「AはB構文」だが、L1は<人>、L2は<物>について述べる
3.授業が始まる前にB8のためにテレビの裏などに時計を隠しておく。時計の裏に他の先生の名前を書いた紙を貼っておく
4.3課で値段を教えるのだが、その3課で使う値段のパターンをこの課で余裕があればだが練習しておけば、3課がスムーズに進む
A-1 これは<物>です 目標:①「AはBです」は物にも使えることを理解する ②こ/そ/あを使い分ける |
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◆まずはこの課で使う物の名前を言えるまでリピートさせる。終わったら前日の「<人>は~です」を思い出させる 「これは<物>です」に移る前に「こ/そ/あれ」だけで概念を教える★B-1PC例1~3 ※こ/そ/あを教える時はTがS側に立ったりして、色々な学生にも言わせるなどの工夫を ◆「これは<物>です」に移る T:(時計を持って)これは時計です。(目の前の教卓を指して)これは机です。 板書 これ は 時計 です(リピート) ◆「これ(話し手の近く)」 T:これは机です。(目の前のS1のノートを指して)これは? S1:これはノートです。 (前列のSの側にTが寄り、同じようにして質問していく ※必ずSとTは近くにいる) : ◆「それ(聞き手の近く)」 T:(教卓に戻り、次は教卓から二列目の席のSに)S2さん、それは? S2:それはかばんです T:これ S2:これはかばんです 板書 それ は かばん です(リピート) ※多分上のような間違いをするので、ここで一度コレとソレの違いを教授 T: (ノートを持って)これはノートです T:(ノートを前列以外のSに持たせ)そ・れ・は・ノートです (ノートをTS、SSで移動させ、Sにコレとソレを使って文を言わせていく) ◆「あれ(両者から離れた)」 T:(ノートを持って)これはノートです。(Sにノートを持たせ)それはノートです。 (教卓にノートを立て、TはS側に行く) T:あ・れ・は・ノートです 板書 あれ は ノート です(リピート) ※話し手と聞き手が近くにいることを強調する ◆こ/そ/あのまとめとしてS1を前に呼び、TとS1で物を移動させ、整理する ◆ノートをSからSに移動させる T:(ノートを持って)これはノートです T:(ノートをS1に渡す)皆さん、これは?それは?あれは? S:それはノートです T:(ノートを教卓に立て、TはS側に立ち) これは?それは?あれは? S:あれはノートです (ノートだけじゃなく、様々な物を使って同様に物を移動させ、全体で言わせたら、個別で言わせていく) ◆B-1 T:(B-1のPCの例1を見せながら) これは?それは?あれは?雑誌です S:これは雑誌です(リピート) T: (B-1のPCの例2を見せながら) これは?それは?あれは?ノートです S:それはノートです(リピート) (同じように例3~3までやる) : |
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Q:これは<物>ですか A:はい、そうです。 いいえ、そうじゃありません 1.ボールペンかシャーペンか、ノートか本か、わからないものを使わなければ、おかしな光景になる 2.手引きでは「これは物ですか」「いいえ、そうじゃありません」が是とされているが、普通は「違います」となる。もちろん「違います」は教えず、あくまで「Nですか」の否定の答えの練習だと割り切る |
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◆答えは「ボールペンです」「そうです」どちらでもいい事を入れる T:(S1の近くでS1のボールペンを指し)これはボールペンですか(?カードを見せる) S1:はい、ボールペンです T:はい、ボールペンです(丸です。いいです。OKです) T:はい、そうです(丸です。いいです。OKです) ◆「ボールペンじゃありません」「そうじゃありません」どちらでもいい事も入れる T:いいえ?(いいえの答えを知っていれば言わせる) S:いいえ、ボールペンじゃありません T:いいえ、ボールペンじゃありません。いいです。そうじゃありません。いいです 板書 これ は ボールペン です か(リピート) はい、そうです(リピート) いいえ、そうじゃありません(リピート) ◆Sに近づいたり離れたりして、コレをソレとアレに変えて練習 T:(教卓から遠くにいるS2のボールペンを指して)それはシャープペンですか S2:いいえ、そうじゃありません T:S3さん、それは辞書ですか S3:はい、そうです (他のSにも聞いたら、Sにも同じ質問を他のSにさせる) B-2 T:( B-2の例の拡大PCを見せながら)これは本ですか S:はい、そうです T:( B-2の例のPCを見せながら)これは手帳ですか S:いいえ、そうじゃありません T: ( B-2の1のPCを見せながら)これはカメラですか S:いいえ、そうじゃありません T:これはイスですか S:いいえ、そうじゃありません T:これは時計ですか S:はい、そうです (同様に2~4もやる) ◆Q:これは何ですか A:~です T:これはボールペンですか S1:いいえ、そうじゃありません T:これはシャープペンですか S1:いいえ、シャープペンじゃありません T:これは(?カードを見せる)何ですか S1:これはえんぴつです 板書 これ は 何 です か(リピート) えんぴつです(リピート) ◆B-3 (S同士で質問。ノートをS1に渡す。S1に?カードを見せてS2に質問するよう促す) S2:S1さん、それは何ですか S1:ノートです (ノートをS1に渡し、S1の隣に座っているS3にS1に質問するよう促す) S3:S1さん、あれは何ですか S1:ノートです (同じようにしてノートを移動させ、こ/そ/あを使い分けて質問できるように練習する) |
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A-2 Q:これは<物>ですか、<物>ですか A:<物>です 目標:選択疑問文を正しく使える |
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T:(S1のボールペンを指して)これはえんぴつですか、ボールペンですか S1:えんぴつです 板書 これ は えんぴつ です か、ボールペン です か(リピート) えんぴつです ※「はい、~です」「はい、そうです」にならない事、こ/そ/あに気を付ける ◆B-4 |
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A-3 これは<内容>の<物>です 1課では「人の所属・所有」を扱った。2課では「物の内容」を表す |
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◆「これは<物>です」を復習した後に「何の<物>」なのかを入れる T:これは何ですか S:それは辞書です ※こ/そ/あに注意 T:そうです。これは辞書です(中をぱらぱら見せる)。日本語です、日本語です。英語?いいえ、日本語です。これは日本語の辞書です 板書 これ は 辞書 です(リピート) ↑ 日本語 の T:(英語の辞書の中身を見せて)これは? S:それは英語の辞書です(板書の「日本語」を「英語」に変えてリピート) ◆これは何の<物>ですかを入れる ◆B-5 1.B-5のPCを一枚ずつSに見せ、疑問文「それは何の雑誌ですか」を作らせる 2.一つずつ全体リピート→個別リピートをし、4までやる 3.最後に一人ずつ当てて例~4を言わせる ◆C-1 1.C-1のPCを見せる。Aが話しているようにしてTが「それは何ですか」と言う 2.B→A→Bと例のセリフを全部言いながら板書したら、カードなどのレアリアを使ってSに代入させる |
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A-4 これは<人>の<物>です 物の所有者を表す |
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◆Tの持ち物をSに見せていき、全てTの持ち物であることを示す T:これは本です。これはかばんです。これはノートです。これはえんぴつです これは私の本/かばん/ノート/えんぴつです 板書 これ は 本 です(リピート) ↑ わたし の (同様にしてかばん/ノート/えんぴつもリピートさせる) ◆Sにも「これは私の<物>です」を言わせる T:これは私のかばんです。(S1に近づきかばんを指し、?カードを見せる)これは? S1これは私のかばんです (他のSにも数人「これは私の~です」を言わせる) ◆「それ・あれ」も使って言えるようにする ◆Sの物を持ち上げ、文を素早く言わせる。Sの名前はTが言う T:(S1のノートを見せる)これは?(とS1に尋ねる) S1:それは私のノートです T:皆さん、どうぞ。張さん(張さん=S1さん) S:それは張さんのノートです (他のSと他の物でもやる) ◆①Q:これは<人>の<物>ですか A:× ②Q:これはだれの<物>ですか A:~さんの<物>です ◆質問の形を作る ※教科書ではこの質問に対する答え方を扱っていないが、適当な答え方を教える ◆疑問詞「だれ」を使って質問する 板書 これ は ? の えんぴつ ですか 2.?カードを、「~さん」の上に置き「わかりません」と言う 3.「これ は だれ の えんぴつ ですか」と言う 板書 これ は だれ の えんぴつ ですか(リピート) ~さん の えんぴつ です(リピート) ◆B-6 |
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A-5 これは<人>のです ※<物>の省略 |
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◆<物>は省くことができる事を教授 T:これは私のかばんです。いいです。これは私のです。いいです 板書 〇これは私のかばんです(リピート) 〇これは私のです(リピート) (「これは~さんのです」の形も言わせた後、別の物で代入してリピートさせていく) ◆否定の形→質問の形も<物>が省略できることを教授 T:これは誰のボールペンですか S1:これは私のボールペンです T:これは誰のですか S1:これは私のボールペンです T:これは私のです 板書 〇これは~さんのボールペンですか(リピート) 〇これは~さんのですか(リピート) (「これはわたしのです」の形も言わせた後、別の物で代入してリピートさせていく) |
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A-6 この<物>は<人>のです 物の所有者を表す 目標:「これ」と「この」を使い分ける 1.【人の物はこ/そ/あれです】の形は非扱 |
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◆コレとコノの違いを示す ◆代入練習 1.板書したものの物を変えてTと全体でリピートしたら個別に当てて確認 2.人称を変えて同じように代入練習 ◆Sが隣に消しゴム(未習)をよく借りているので、それを利用して、導入する T:(消しゴムを持ち上げて)これはS1さんのですか S1:はい、私のです T:これはS2さんのですか S2:いいえ、・・・ T:いいえ、~さんのじゃありません 板書 この けしゴム は ~さん の ですか(リピート) はい、 ~さん の です(リピート) いいえ、 ~さん の じゃありません(リピート) ◆B-7 1.人物PCをWBに貼る(4人) 2.Tがノートなどを、それぞれの人物PCの前に置き質問を言わせる 3.「はい」の文はTがうなずき、「いいえ」は首を振って、全体で言わせていく 4.最後に個別に当てて一人で言えるか確認 ◆「だれ」導入。 T:この時計はだ・れ・の・ですか 板書 この 時計 は だれ の ですか(リピート) ◆B-8Tが色々な物を持ち上げ、代入していく 物をどんどんあげていく ◆C-2落し物、忘れ物の持ち主を確かめる。教科書はイイエだけだが、ハイも 語彙:違います Aこの傘はBさんのですか B①はい、わたしのです B②いいえ、違います。Cさんのです Aそうですか C-3ちょっとした物を挨拶やお礼にあげる。終わったら各国何をあげるか Aあのう、これ、ほんの気持ちです Bどうも……。何ですか Aコーヒーです。どうぞ Bどうもありがとうございます ◆活動 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ |
1. これは私の本です ・ これは誰の本ですか この本は私のです ・ この本は誰のですか ←この4つはうまく言えない学生が多い。 10課20課と進むと様々な文型、助詞が出てくるが、2課ではまだ3つ4つしか助詞が出ていないので、助詞に詰まることはない。強調するのは ①「この」と「これ」の違い ②疑問詞 導入や練習、練習後の説明など、何度も強調すること。 |
2.2課はやり方、進行が複雑で難しいので、こういう進行表を作っておくといい
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日本語教師のノウハウをプライベートレッスンで教えています(skype可)。レッスン詳細はこちら
【略称の意味】
T=教師 S=学生 TS=教師から学生に ST=学生から教師に G=ジェスチャー P=場所 X=文型前の言葉 Y=文型後の言葉(前件と後件ではない) FC=フラッシュカード PC=絵カード LC=文字カード WB=ホワイトボード ◆=目標・これからやる事 ★=レアリア・プリント 1gV=1グループ動詞 L51=みん日では非提出 比.=比較対象文型 参.=参考として見ておくもの 教問=教科書問題 例文=教科書の例文 手引き=みんなの日本語の手引き
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