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1~25課 26~50課
2017年4月、サイトをリニューアルしました。
新サイト:日本語教師のN1et ➔教案ページ ➔授業のコツ
教案や一覧はみんなの日本語2版対応(情報量は倍以上に)、ブログページの新設など様々な面で改良しました。
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1.降ろす?下ろす?
「電車を降りる」から、人を扱う場合『降』、物は『下』を用いる。心的なものは『下』だが、地位や役割から退かせる場合は人に対して使うので『降』
・事故車両から人を降ろす ・彼を幹事職から降ろす
・荷物を荷台から下ろす ・肩の荷を下ろす
1.視点の違いにこだわる日本語の最たる文型。だれがしたいのか・させたいのか・してもらうのか・させてもらうのか、これらを常に意識させながら教授 2.用法で助詞が変わるのではなく、自他Vで変わる 3.用法が強制と許可とあるが、特に強制だけ・許可だけで分けて練習する練習Bはない。どの練習Bも混交である 4.使役動詞は「使役形」とは正確には呼ばない。詳しくはこちらを参照 |
5.使役受身はL51のN4
A-2上 〈目上の人は〉目下を~させます N4 【自動詞の使役文―強制「~しろ」・指示】 1.元の文のVが自Vの場合、使役文では動作の主体をヲで示す 2.V使役は全て2gV 3.PCや口頭での十分な変換練習が終わった後、VフVテVナイVタVジなどの練習も 4.許可だけ、強制だけの練習Bはない 5.「出る⇔出す」のように自Vと他Vが一対になっているものは自Vの使役は作らず、他Vを多用 私は弟を×起きさせた 〇起こした 私は弟を外へ×出させた 〇出した 6.以前は無生物は主語になりにくかったが、現在は使われている(〇その手紙は彼を困らせた ※「答える・喋る・言う・質問する・反対する(全既出語)」など人に対して行為を行うVは自Vだが、ヲでなく二を多用 彼に答えさせた 彼に言わせよう 7.授受や受身の時のように「三人称→三人称」の動きは気にしなくてもいい |
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![]() ◆作り方 2gV→マスの前にサセ 3gV→来させます・させます 1gV→マス前母音あ行+せます 学生に学校へ来させる うるさい学生を前の方に座らせます B-0「していただく・してもらう・させる」違い サセルだけ助詞「に/を」を自他で使い分ける事に※ B-1 PC自動詞のみ 【強制】 私は娘を買い物に行かせました |
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A-2下 (目上は) 目下を~させます(自動詞の使役文―許可・容認) 1.軽く扱う 参.許可ということでテモイイ教材が使える |
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B-1強制と許可違いを練習後説明 |
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A-3上下 〈目上の人は〉目下に~を~させます 【他動詞―強制/許可】 1、ここからVが他Vになるが、自Vとの違いは動作の主体がヲでなく、ニになること 2.強制や許可の用法に違いはない。自他で変わるのは助詞のみ 3.動作の主体が目上の場合:社長に説明 ×させる 〇していただくL41 同等の場合:友達に説明 ×させる 〇してもらうL24 4.B-5→C-2の流れが自然なので、C-1はB-3の後にする |
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T:今日も暑いですね。エアコンをつけますから、窓を閉めてください S:はい T:ありがとうございます。先生は学生に窓を閉めさせました B-2LC他Vのみ 【強制・許可混交】単文。B-2.1への練習 お母さんは息子にごはんを食べさせました B-2.1PC他Vのみ 【強制・許可混交】単文 お母さんは息子にごはんを食べさせました B-3他Vのみ。 【強制・許可混交】前件ノデ節複文。前件は固定 お母さんは忙しいので、エアコンを消させました B-3.1自他V混交。 【強制・許可混交】前件ノデ節複文。 寒いので、エアコンを消させました 新旧C-1 子どもに日常させていることを尋ねる Aお子さんに何か家の仕事をさせていますか Bええ。食事の準備を手伝わせています Aそうですか。いいことですね 旧B-4QA。軽めに。教科書で。Sが言う事はまずないだろう Aこのアパートの部屋を見たいんですが… Bじゃ、係の者に案内させます 新B-4 息子がピアノを習いたいと言ったので、習わせました B-5口頭将来どんな子どもを育てたいか、どんなことをさせたいかで話し、↓ B-5活動このB-5とC-2は連続している許可の用法のみの練習。 許可はB-5以前にも出てきているが、今回は将来の事に限定する。 「親→子」の流れで限定してC-2→活動まで行きたいので、B-5にある先生がさせる文は省く 父は兄に好きな仕事を選ばせました 新旧C-2 子どもの希望を容認するかどうかの問に答える【許可の用法】 Aお子さんが高校をやめたいと言ったら、どうしますか B勉強が嫌だったら、やめさせます |
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A-4 ~させていただけませんか 1.使役は普通の会話ではあまり使われず、この依頼の形での使用が多い 2.いただきます →『していただけませんか』『していただきました』『していただいたんです』 3.標問6.にあるように、「させるL48・していただく・してもらう」の違いはしっかり教授 参.テモイイ |
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T:私はS1さん(よく授業中に電話をかけさせてと言ってくるS)です。プルルル、あ、すみません、先生、電話です。電話してもいいですか S:だめです。電話はだめです! T:で、でもとても大切な電話です!会社からの電話です。家族からの電話です! 電話してもいいですか!! S:だめです! T:そうですね。電話はいつでもだめです。今私は「電話してもいいですか」と言いました。でもこれはもっと丁寧にできます。社長や先生に言う時は? 先生、すみません、電話させていただけませんか、と言います ◆使役動詞のて形FCで「させていただけませんか」のみ練習後↓ B-6 寒いので、エアコンを消させていただけませんか C-3この課でノデはフと接続すると教授したが、実際は丁寧形とも接続できることを説明後、全て練習は丁寧形でやるのもいいし、紹介に留めるだけでもいいだろう Aちょっとお願いがあるんですが・・・ Bはい、何ですか A実は来週の金曜日に友達の結婚式がありますので、早退させていただけませんか Bわかりました。いいですよ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ |
1.A-1「自Vはヲを使う」と言われても、Sにとってまずどれが自Vかがわからない。使う言葉は限定し少なく、よく自Vであることを刷り込ませてから授業に入った方がいい
2.この課で使いこなせることを目標にするのは相当な超上クラスでないと無理。紹介程度にとどまってしまうクラスも出てきてしまうのは仕方ない
1.相手がソレをしたいと言えば、それを許可した時点で強制ではなく、許可の用法になる。つまり、状況や文脈によって自Vでも「を」「に」両方使える。助詞は「自Vはヲを使う」となっているが、実際はそうとも限らない(気持ちで助詞を使い分けているので、Sから質問があれば教える) ・お母さんは子供に買い物に行かせました。 (子供が行きたいと言っている) お母さんは子供を買い物に行かせました。 (子供が行きたくないと言っている) ・「お母さん!僕お皿を洗いたいよ!」 「じゃ、洗って」 母親は息子にお皿を洗わせた(状況の上では許可の文となる) |
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【略称の意味】
T=教師 S=学生 TS=教師から学生に ST=学生から教師に G=ジェスチャー P=場所 X=文型前の言葉 Y=文型後の言葉(前件と後件ではない) FC=フラッシュカード PC=絵カード LC=文字カード WB=ホワイトボード ◆=目標・これからやる事 ★=レアリア・プリント 1gV=1グループ動詞 L51=みん日では非提出 比.=比較対象文型 参.=参考として見ておくもの 教問=教科書問題 例文=教科書の例文 手引き=みんなの日本語の手引き
標問=みん日標準問題集 秘訣=日本語の教え方の秘訣[くわしい教案と教授法]1~13課 14~25課 26~37課
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