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 教科別で選ぶ参考書

こちらではレベル別で分けているおすすめ参考書とは違った分け方、教科別で分けて本を紹介しています。おすすめ参考書と被っているものもありますが、そうでないものもありますので、本選びの際の一助にしていただければと思います。
一応使用クラスのレベルも併記してありますが、学校によって中級でも初級レベルの所もありますので、参考程度にしてください。

 ~もくじ~
 聞く・聴解
 読む・読解
 ことば・語彙
 文法
 ビジネスパーソン向け

 く・聴解

やさしい日本語の聴解トレーニング
中級レベル対象
◆説明・感想
聴解が苦手な学生も割と取り組む。理由は単純で、『取り上げる話題が面白い』から。
雑学など興味を引くものなどで、先生も楽しめる。
言葉もそんなに難しいものもないので、どのレベルでも使いやすい。
左のリンク先に「クリック中身検索」あり。


キクタン日本語 日本語能力試験 N2 (聞いて覚える日本語単語帳)
中級レベル対象
◆内容(「BOOK」データベースより)
リズムに乗せて単語を覚える、新しい日本語教材が誕生!
日本語学習者の習熟度を測る「日本語能力試験」の合格には、大量の語彙獲得が欠かせません。
本書は、日本語能力試験合格を目指す日本語学習者が少しでも楽しく効率的に単語を学べるように、英語学習でおなじみの単語帳『キクタン』の「リズミカルなチャンツを聞きながら自然に覚える学習方法」で日本語が学べる今までなかった教材です。

 む・読解

中上級学習者向け日本語教材 日本文化を読む
中級レベル対象
◆説明・感想
日本の有名な著者、よしもとばななや村上春樹、清少納言などの著書を読む。一見難しくかたそうだが、扱うものは大変興味をひくものばかりで、例えば、「やっぱり敬語が必要なわけ」「字のないはがき」「さかさに地図をながめてごらん」など、タイトルだけで読みたくなるようなものばかり。
構成は上3/4が読解、下1/4に文章内からピックアップされた語と、小さな設問がある(例:「筆者はこれについてどう思っているか」など)。文章はA4サイズで多くても3枚、少なくても1枚と短いものもある。サクッと読めるものばかりで、急げば1コマでできるため、授業では扱いやすいのではないかと思う。
初・中級版上級版があり、上級版はかなり上級版なので使用する場合はしっかりクラスのレベルを見極めること。心配なら中身検索があるので、読んでみるといい。
「クリック中身検索」あり
Rapid Reading Japanese: Improving Reading Skills of Intermediate and Advanced Students(中・上級者のための速読の日本語)
上級レベル対象
◆説明・感想
留試に最適!と書いてあるが、別に留試を目指す人でなくともスキミング、スキャニング能力を上げたい人ならばかなり有用なテキストと言える。話が多少難しく、がり勉クラスでないと辛いかもしれない。とにかく数を読むものなので、丁寧に解説をしてもいいのだが、おすすめは本に書いてあるそれぞれの制限時間を学生に厳守させ、どんどんどんどん読ませ解答解説をサッと済ませたらまた次を読む、といったやり方がいいだろう。
早く読み終わった人を1位、2位とどこかにメモすると皆こぞって早く読もうと(1位になろうと)必死になる。ちなみにこのメモは成績に反映させてもいい。
日本留学試験速攻トレーニング 読解編
留試対策
◆説明・感想
問題の形式「短文単問」「短文複問」などと分かれており、その形式が苦手な学生に合わせて問題を解いていける。読解の試験を作る際にも、過去問が使えない時はこれがそのまま使えるので便利。さらに、このシリーズ、聴解編記述編聴読解編があるが、それらも同様に模擬や授業でも使える。
「クリック中身検索」あり
試験に強くなる! 中上級学習者のための日本語読解ワークブック
中級レベル対象
◆説明・感想
上の速攻トレーニングが多読重視だとしたら、こちらは一読入魂、一つ一つの問題を丁寧にやっていく。そのため設問も一つの読解問題につき3~4程ある。精読してじっくり読み込みたいというクラス向き。語彙や文型なども丁寧に入れると、一つの問題で1コマはいくんじゃないだろうか。急いでやれば解説含め5分(語彙などの説明の必要がない上級レベル)でもできる。
それからこれをオススメする理由がもう一つ。テーマがおもしろい。主に日本の事ばかりなのだが、「うなずき文化」「もったいない」など日本の文化や習慣なども同時に教えられるが素晴らしい。
この中上級版がぬるいというクラスには上級学習者版もあるので併せて活用するといいだろう。
「クリック中身検索」あり
日本語学習者のための読解厳選テーマ10 中級
中級レベル対象
◆内容(「BOOK」データベースより)
大学・大学院進学に必要な読む力、考える力を身につける。多彩なジャンルの読み物を収録(エッセイ・論説文・新聞・物語など)。1テーマにつき、2つの読み物で視野を広げる。

 とば・語彙

  にほんご語彙力アップトレーニング
中級~上級レベル対象
◆説明・感想
発売日が2015/3/17で、早速買って試してみた。とてもかわいく、デフォルメされた絵が多く、語彙を勉強する際のあの陰鬱とした雰囲気を幾分かやわらげてくれる。日本語総まとめ N3 語彙に似ているが、総まとめよりもこちらの方が圧倒的に絵も多く、気に入っている。
他にも理由はいくつかあり、まず、各課のはじめには目標、その課で何ができるようになるのかが銘打たれている。当たり前の事のように思えるが、書いてある本は多くない。そして課末にはその目標を達成するための活動が盛り込まれている(これが秀逸でおもしろいものばかり)。練習問題の種類も豊富で、さらにベトナム語対応!これが決め手になっている。私が知る限り現時点でこれを超える語彙の参考書はない。
日本語総まとめ N3 語彙 (「日本語能力試験」対策)
中級レベル対象
◆説明・感想
上であれだけ褒めちぎった後だとどうしても次点扱いになってしまうが、こちらはタイトル通りあくまで「~対策」なのでもう少し勉強勉強している。1課分も短くまとまっており、引き継ぎしやすいのも利点である。語の選択問題あり。
「クリック中身検索」あり
にほんご単語ドリル~ぎおん語・ぎたい語~
◆説明・感想
あまり初級の段階でオノマトペを教えるところもないと思ったので、この中級教材のところで紹介しているが、絵などがあり大変わかりやすいので、初級の学生でも興味がある人には個別に渡してもいいかもしれない。
このにほんご単語ドリルシリーズは全て絵があるのだが、特にこの擬音語のは全ての言葉にそれぞれついていて、しかも絵が「まさにこの絵」というもので、安心して使える。シリーズ内の副詞や慣用句のものも素晴らしい。
生教材を持って行って教えるのが一番いいのだろうが、探すのも持って行くのも大変なオノマトペは、感覚的で、教えるのに苦労するが、これがあれば学生の理解の助けになるし、教師の負担が減る。
左のリンク先に「クリック中身検索」あり

 

中級へ行こう―日本語の文型と表現59
初中級レベル対象
◆説明・感想
教科書用。タイトルをよく見てほしい。「~行こう」である。つまり、初級と中級の間、初中級レベルの学生に適したテキストである。初級→中級の流れに乗れる人が少ない現在ではこちらのテキストで初級を復習しながらN3を少しずつ学び、中級に乗れる人を選別するというパターンが多い。
内容はN3多め、時々N4という塩梅で、初中級だけあってまだ例文などもおもしろくできる範囲ではある。片足が初級に入っているので、各文型の練習ではとにかく書かせるものが多い。書くのを嫌う学生が多いクラスならば、独自で配布物を選ぶといった措置もできるが、可能なら書かせたいところ。
構成は読解→言葉→文型・表現→聴解となっている。
スリーエー出版の平井 悦子さんなので、みん日で学んできた学生はこちらにシフトしやすい。
中級を学ぼう―日本語の文型と表現56 中級前期
中級レベル対象
◆説明・感想
教科書用。こちらはもう完全に中級用のテキストで、語も「反射運動」や「誤作動」などの難しい語、「見上げる」などの複合語が多い。中級へ行こうで1クッション置いた学生で、しっかりそれを理解、積み上げている学生ならばこちらに入っても問題ないが、クッションを置かずいきなりこの本に入る人はショックを受ける程度に難しい。構成は中級へ行こうと同様である。
こちらもスリーエー出版の平井 悦子さんなので、みん日で学んできた学生はこちらにシフトしやすい。
  日本語総まとめ N2 文法 (「日本語能力試験」対策)
中級レベル対象
◆説明・感想
この動物の載った表紙シリーズのは見た事がある方も多いかもしれないが、改めて紹介する。
学習者用の参考書だが、独自に問題を作る時や、文法事項の整理にも役立つ。人気のN2文法を左に載せてあるが、語彙なども大変素晴らしい。ポイントなどを抑えた解説が参考になる。
日本語能力試験が改定されてわりかし早い段階で出版された本だが、十分に対応している。他にも①学習者の生活になじみのある話題とイラスト付き、②訳は英 語・中国語・韓国語の3つで、理解が遅いクラスにも対応できる。③見開き2ページで見やすい。
など、教師にも、学生にも嬉しい作りになっている。
「クリック中身検索」あり
TRY! 日本語能力試験N3 文法から伸ばす日本語 ベトナム語版 中級レベル対象
◆説明・感想
教科書用。このTRY! 日本語能力試験シリーズは英語版や中国語版、N1やN4など、かなり幅広く種類が多いが、その中でもこれが今一番売れているのではないだろうか(勝手な私の推測だが)。理由はベトナム語版である事。初級をみん日で済ませ、中級へ行こうなどを経てこちらに移るパターンが多いだろうか。
構成はいくつか文型が入れられた読解があり、その読解内にある文型①の紹介→①の練習→文型②の紹介→②の練習→…と教師同士で引き継ぎをしながら教えていく日本語学校の形態に合った、引き継ぎしやすい構成となっている。
1.最初に読解をやり、「わからないね。じゃ読めるように文型を一つ一つ勉強していこう」とやる
2.最初に文型を全てやってしまい、読解を精読する
どちらかのやり方になるだろう。読解1つにつき文型が5つ程度、それを2セットやるとまとめの問題(選択、読解、聴解問題)がある。扱うテーマも難しくなく、とっつきやすい。
「クリック中身検索」あり

 ジネスパーソン向け

RP=ロールプレイ PL=プライベートレッスン

ビジネスのための日本語 初中級
初級レベル対象
◆説明・感想
私が知る限りでは最も有名なビジネスパーソン向けの教科書相当の本。一般的な中級の教科書と同じ構成だと思っていただければ問題ないが、初中級という言葉の示す通り、対象レベルはかなり低い事に注意。言葉がビジネス先行である事以外は初級の、例えばみん日Ⅰと同レベルである。
しかし、このシリーズの「新装版 商談のための日本語 中級 」と書いてあるものは初中級と比べると目ん玉飛び出るほど難しくなっているので、まずは初中級版で教え、次は別の教科書を使うなど配慮が必要となる。
中級から伸ばす ビジネスケースで学ぶ日本語
中級レベル対象
◆説明・感想
任天堂やコカコーラ、トヨタなど様々な業種のおもしろい話を題材に読み、考え、話し合いながら学んでいく、食いつきや使いやすさからおすすめしたいテキスト。構成は基本的に中級テキストと同じ、読み物の大意把握の問題や、語彙の確認問題などを簡単に行えるものがある。他にもビジネスシーンで用いる文型を取り上げ、例文、使用例を紹介している。
「クリック中身検索」あり
『ロールプレイで学ぶビジネス日本語 グローバル企業でのキャリア構築をめざして』
上級レベル対象
◆説明・感想
こちらはタイトル通りRPで学ぶ実践向きのテキスト。表紙がちょっと寂しいが、中身は逸品。基本的な日本の会社での働き方、話の流れを把握した後、実践的なRPを行う。あらゆるシートとロールが用意されているので、学習者だけでなく、教師も楽しめる。学習者がRPでの学習を希望するならまずはこちらを試してみるといい。
各課最後にあるケーススタディはおもしろい。例えば2課のケーススタディでは、「IT技術者として契約しているのにお茶くみをさせられた。おかしくないこれ?」という話。このような日本で起こり得る理不尽な事を取り上げて話し合ってもいいし、それをまたロールプレイとしてお茶くみさせる人、させられる人でできる。
Let’s Work It Out!Office Japanese For Beginners―ビジネスパーソンの初級日常会話
初~上級レベル対象
◆説明・感想
こちらは宿題用の語彙集。英検の語彙集などにもよくある作りで語がずらーっとリストになっている。何か学習者用に宿題をと思い私は宿題用にこちらを使っている。語の意味を調べて来させ、調べた語の意味を口頭で確認するもよし、授業中にその語を使った活動やRPをやってもいいし、使い方は無限にある。
新版2014/3/22

旧版2006/5/8
新・にほんご敬語トレーニング
初中級レベル対象
◆説明・感想
教科書用。ビジネスマンには必須な敬語を扱った本は外国人向けのものに絞って探しても五万とあるが、その中でも私はこちらを推す。
敬語の基本から多種多様な状況での表現が載っている。簡単過ぎる漢字にはルビがなく、ちょっと難しいものにだけルビがあるので、非漢字圏の人でも安心して学べる。
私の使い方を紹介する。まずは短い会話例があり、その中に間違った言葉遣いがたくさんあるので、それを読みながら正させる。終わったら会話の中の表現を確認する(「こんな場合はこう言う」というのがあるのでそれを見ながらでもいいし、考えさせる時もある)。間違いだらけの会話例を正しくした会話があるが、私は時間がないので見ない(正しい会話例は最初にやっているし、RPでやるので)。次に、選択問題(B6サイズ)→スタイルを変える問題(B6サイズ)→RPなどの活動がある。課末には語彙タンクというものがあり、課で学んだ語彙を確認する(意味を理解しているか口頭で簡単に)

◆不満
旧版だとRPのロールが課末にあり、様々な練習の後スムーズにRPに移れるのだが、新版だとそれが本の最後にまとめられていて大変使いにくい構成になってしまった。要は2課をp32~p39まで勉強し、最後にRPでやろうとp40を開けると「ロールカードA→p168、B→p172」と書かれてあり、いちいちそのページを開けないといけないのだ。しかもロールAとBでページが違うという鬱陶しさ。
それから、不満ではないのだが、CDを使った練習問題の意味がほとんどない。非常に単調な変換練習で、CDが言った言葉を正しい言葉に変換するというもの。集団でやるならば少し使えるかもしれないが、PLでやるならば全く意味がない。
「クリック中身検索」あり
BJTビジネス日本語能力テスト 模試と対策
初~上級レベル対象
◆説明・感想
模試。目指さない人もいるため、必要な人のみ要購入。ただ、要らない学習者に教えている人も「ビジネスパーソンに必要な知識」がどんなものかを知るのには役に立つため、一冊は持っておくといい。
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