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当サイト管理人による日本語教師養成プライベートレッスンを行っています。レッスン内容の詳細はこちらのページskypeでのご依頼も受け付けています

 目からウロコ

〜目次〜
資格 →社会人経験 →常勤と非常勤 →日本語教師求人サイト集  →日本語学校の選び方 →最後に

 

まず、多くの学校で要求される資格が420時間。資格と呼べるものかは定かではないのですが、検定合格よりもこちらです。ちなみに、どの養成講座もこの420時間を達成するようプログラムが組まれています。それから日本語教育能力検定試験。いわゆる検定です。相対評価で、毎年受験者の上位2割しか合格者を出しません(試験は朝から夕方まで)。つまり、あなたが95点とっても、受験者みんなが96点や98点だったらあなたは合格しない、それが相対評価です。最後が大学での専攻です。3つの中で最も時間がかかります。養成講座なら最短で3か月コースなんかもあります(3か月で大丈夫なんでしょうか)
参.日本語教育能力検定試験対策室 - N2et

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まとめると、必要なのは3つ。上から順に重要視されるもの。
 @420時間受講
 A検定合格
 B大学で日本語学科を専攻

AとBはあればいいですが、あるからといってその人がツカエルとは限りません。結局模擬授業です。模擬授業で活きるのは@とBです。学生の質問や、中級でぶち当たる壁『文型の比較』などで役立つのはAです。つまり、全て揃っていれば模擬授業をせずとも、いい先生だと推測だけ、はできます。
AとBがなくても教師にはなれます。ただ、@は必須です。ないとお話になりません(必要ない学校は危ない!)。Bは@の上位互換なので、Bをクリアした人は@は不要です。
お金も時間もないという方は、@を3か月でとる猛勉強スタイルがおすすめ。ただ、それだと教師になってから苦労すること間違いなしなので、覚悟はしておいた方がいいです。

参.みんなの日本語/初級の基本的な進め方
参.とりあえず初級クラスで揃えておきたいもの・FCの使い方


定なんですが、合格できずに打ちひしがれている方へ、私から一言。
「ぶっちゃけ検定合格しなくてもセンスがあればいけるよ」
いきなり極論ですが、例えば企業や個人で教える場合「教育能力試験?何それ?おいしいの?」という感じです。それと日本語学校では必須の所はほとんどありません。それよりも420時間です。
結局センスだと思います。センスがない人は授業を見ていても養成で何してたんだろう?資格って何だろう?と思う授業運びです。反対に、無い方でもセンスのある人は初めての授業でも堂々と、うまく立ち回ります。年少者に対する日本語教育(A)と介護・福祉の分野で働く外国人に対する日本語教育(B)、それら機関で働く場合は必須なのかもしれませんが、一般的な日本語学校の出だしとして検定合格が足かせになるとは到底思えません。落ち込む事はないでしょう。
そもそもAとBで働く気がない人が、検定でABについて問われる事自体がおかしいのであって、本来ならば留学生に対する日本語教育(C)と既に日本社会で生活する人に対する日本語教育(D)などと分けるべきなのですが、現実問題としてABCDを分けて試験を行っても採算がとれないので一つにまとめられているのでしょう。
一つの試験でそれらABCDで必要な知識をはかろうとするのがおかしく、そんな破綻した試験に落ちたからといって、だから授業が下手だよねという判断は下りません。
検定合格の有無は授業の良し悪しをはかるものではありませんが、知識がないと学生の質問に撃沈するので文法は勉強しておいた方がいいです。そして、音声学も学生の発音を指導する際に、日本語教育の歴史はマニアックな質問に対して有効だったりと、検定の勉強自体を否定はしません。検定合格は飽くまでその勉強をしたという証拠です。証拠がない人、不合格だった人は模擬で実力を示すしかありません。
私は合格していなくても、というかそもそも受けてすらいない人でも、この日本語教育業界で大成されている人を知っています。専任(常勤)の人も知っています。検定合格なんて小学生が逆上がりできない程度に考えておけばいいんです。
それと、昔とシステムが変わっていなければなのですが、検定って確か相対評価でしたよね。それもおかしい点の一つです。あなたが試験で99点だったとしても、他の受験者が100点だったらあなたは不合格です。この相対の割合が確か8(不合格):2(合格)。この評価から見え隠れする意図は「できるだけ合格者を少なくし、またお金払って受験してほしいの♪」です。
その評価方法は、商売としては賢いやり方です。商売としてはね。

参.日本語教育能力検定試験対策室 - N2et

 会人経験

それから、よく「社会人経験は必要ですか」と聞かれます。答えは「まったく」です。というか社会人経験とは何でしょうか。会社で働く事?では小学校で働いていた人は該当しないのでしょうか。警備員は?飲食は?全て会社といえば会社です。そんな口で説明できないフワフワしたものは要りません。 要るのは
『最初の一年を乗り切れる根性』

『休みを捨てて授業準備できる熱心さ』
です。前者は若い人に欠け、後者は年配の人に欠けます。欠けている人は面接でそれらを見抜かれないようにしてください。前者と後者、両方できた人が社会人と呼ばれるのかもしれません。

 勤と非常勤

日本語教師には大別して2つ、常勤(専任とも)と非常勤というものがあります。

【休日】常:一般的な公務員と同じ 非:シフト
 学校の夏休みなど、長期休暇時は
 常勤は出勤、非常勤は仕事なし!

【給料】常:安定 非:不安定
 非常勤はコマ給1600円〜1800円ぐらい。
 常勤はとにかく安い

【授業準備】常:(基本)学校で 非:(基本)家で
 非常勤も学校でできるが、
 学校や家で授業準備する分の給料は出ない
これだけ見ると、常勤の方がよさそうですが、最初は非常勤が望ましいです。
非常勤講師は常勤を軸に動きます。そして、日本語学校は一筋縄ではいかない人ばかりです。そんな人達が入って来たばかりの常勤の言う事に素直に従うとは考えにくいです。それに実際軸がぶれた新人が常勤となると、下の非常勤の連携もめちゃくちゃになります。実家が近くにあるなら、そこに住んで掛け持ちするなりしてしのぐしかありません。


参.日本語教師の給料 - N2et

 本語教師求人サイト集

 まず、電話する時間ですが、朝は厳禁です。日本語学校の朝はバタバタしています。午前と午後の授業が終わって皆が一息しているところにかけるのがいいでしょう。学校にもよりますが、だいたい4時半に終わるので、5時ごろがベストです。

日本語オンライン
 下3つに比べ、求人情報を載せる学校が多く、国内国外の求人情報も取り扱う
NIHON MURA
 都道府県別に調べられるのが◎。学校の地図も載せているので、便利
日本語教育学会
 国内国外ごちゃまぜ。国内も地域はばらばらで、見やすくはない
日本語教師の集い
 海外の求人情報が多い

国内で働くなら、日本語オンラインとnihonmuraの両方を見れば十分です。片方にあって、片方にない求人もまれにあるので、両方をチェックした方が吉。同じ学校なのにサイトによって募集条件や応募方法が違う事もあります。楽な方を選びましょう。

個人的に使いやすいのは日本村。
知名度が一番高いのは日本語オンラインですが、いつからか見方が変わって、各求人情報をタブで開けなくなったので使いにくくなりました。
日本語教育学会は情報がPDFだったり、学校のHPに飛ばされたりと、検索も見易さもいまいちですが、大学の求人が多めで、海外も常に新しい情報が載っているので見逃せません。

少し話はそれますが、私が求人サイトに求める情報がどこのサイトにも載っていない。
誰もが求めているであろう情報を3つ、ここに書いてみようと思います。

@使用教科書
教科書は人によって合う・合わないがあり、『私にとって』教えにくいものもあります。提出順序、扱う語彙などは本によってかなり違います。

A初級・中級を教える期間
期間は非常に重要です。初級を6か月で教えているのか、9か月で教えているのかをいちいち電話で聞いていくのは大変面倒です。ちなみに6か月の学校は論外です。

Bクラス人数
レベルによって5〜10人程度差はありますが、とりあえず初級だけでもいいのでクラス人数を記入してほしい。

これらを載せないのはやっぱり手の内を見せたくない、日本語学校特有の秘匿体質にあるのでしょうか。面倒臭い。
だから、結局先生の紹介が一番楽なんです。手の内が聞けるから。掛け持ちしている先生はありがたかったです。

参.はじめて初級クラスを持つ先生へ - N2et
 

 本語学校の選び方【悪い学校・良い学校】

頻繁に求人サイトに載せている学校。非常勤ならわかるのですが、専任の募集をしょっちゅうしているところは十中八九危ないです。
そして、入る前の日本語学校見分け方として、『初級教科書は何を採用しているか』を聞くことをお勧めします。みん日がほとんどだと思いますが、中でもみん日1版ならばそこはやめた方が無難。レベルが上がらないどころか、腐っていく一方です。
なぜなら、1版2版でほぼ変化のないみん日すら変える決断もできない牛歩学校だとわかるから。「貴校では教え方の見直しはなさっていますか」と聞けない、学校選びで迷っている新人の方々はやってみてください。

それから、求人サイトの待遇にコマ給が記入されていない、または、「当校規定による」などと濁しているところも注意が必要です。面接で給与提示の際、何も知らない新米教師相手にとんでもない額を提示してきます(私の知り合い数人がそうでした)。1300円とか1400円は論外で、新人でも最低1800円です。新人で1900円はかなりよく、2000円ならもうけもんぐらいに思っておけばいいです(※都内)。

そして、もし今自分のいる学校が教師育成に真剣に取り組んでいる学校だったら「アタリ」です。大事にしてください。給料や人間関係、学生の国や質、学校の体制、使用教材で選ぶ事もしますが、私が最も大切にしているのはそこです。そしてその「アタリ」が少ないのが問題でもあります。
私が今までいた学校は運よくそういう学校でした(じゃない学校もあったけど)。一番初めの学校で、懇切丁寧に教えてくださった先生の名前は一生忘れません。こんな私を一生懸命指導してくださった先生。本当に厳しく、何度も注意されましたが、感謝しかありません。
だから、私は教えを乞う新人には真摯に向かいたいのです。面倒くさがらず、自分の持っている技術や教材は余す事なく見せます。
こういう「循環」って皆すべきだと強く考えます。指導は無償だけど、私が下を指導する事がその先輩先生にできる唯一の感謝だと思ってます。
思ってます!

皆もやってね!!

以上、よくツイッターで私が聞かれる質問でした。数が多いので、今度からこちらのページを紹介しようと思います。
ツイッターでは授業のコツやクラスでの出来事、私の貧乏生活っぷりをつぶやいています。質問も受け付けているので、N2etと併せてご利用ください。


 後に

このページに書かれているのは『日本へ留学に来た20代〜50代の学生を対象とした教育機関』での話であることです。外国人の初等教育やボランティアなどの日本語教師をご希望の方はこちらではありません。

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